国土交通省は、このほど、完全キャッシュレスバスの実証運行の二次公募で弘南バスの青森空港線を選定した。同省では深刻な運転者不足を背景とするバスネットワークの危機に対応するため、現金を取り扱わない完全キャッシュレスバスの実証運行を進めているところ。完全キャッシュレス化は運転者の負担軽減や経営改善効果が見込まれることから、昨年度から利用者への理解促進をはかり、実証運行を実施してきた。
弘南バスの実証運行は12月21日以降、準備が整い次第開始される予定。来年3月頃に検証結果を公表する。今回の選定により、今年7月の1次公募の対象事業者と合わせて、実証運行の路線は28事業者・44路線となる。




