ブッキング・ドットコムは11月20日、2026年の「旅行トレンド予測」10選を発表した。家事ロボットやウェルネス・ビューティーテック、フォトマッピング技術など、最新技術を駆使した旅を通して“自分らしさ”を表現する時代になると予測した。
同社の「旅行トレンド予測」は今回で10周年。26年の予測では、人々がこれから世界をどのように体験したいと考えているのかに焦点を絞り、33の国・地域にわたる2万9733人の旅行者を対象に調査を実施した。
トレンド予測10選では、(1)空想物語への没入ファンタジー旅(ロマンス×旅)(2)ロボットとの次世代ステイ(3)“絆の真価”を確かめる旅(相性テストの場)(4)キッチン棚に旅の物語を集める旅(5)旅の道中が目的になる発見旅(6)星が導く、必然の旅先(占星術などで旅行先や時期を決定)(7)美肌&ウェルネス・ビューティーテック旅(8)自然の静寂に抱かれ、趣味に没頭する旅(9)記憶と再開する追憶の旅(フォトマッピング技術×旅)(10)“私”のささやかな節目を祝う旅―を挙げた。
中でも、(1)のように家事ロボットのいる宿泊体験が注目されているほか、ウェルネス旅行への興味・関心、昔の写真から場所を特定して目的地にする旅など、最新技術を駆使した旅行で独自の体験を志向する層が増加傾向にあるとした。
同社最高ビジネス責任者のジェームス・ウォーターズ氏は、「2026年の旅は、人々の”本当の自分”を映し出すものになるだろう。従来はニッチすぎる、あるいは大胆すぎると感じていた関心を中心に、旅が計画されるようになっているからだ」とコメント。「より多くの選択肢と柔軟性、そして利便性を提供することで、誰もが世界をより身近に体験して憧れの旅行を実現できるよう全力を尽くしていく」と強調した。




