初級レベル結果概要
前年上回り「意欲的な団体多い」
日本ホテル教育センターは、10月23日に実施した2025年度第1回「和食検定」の結果を28日に発表した。今回の受験者数は初級レベル262人、基本レベル118人、実務レベル59人で合計439人だった。
今年度から実務レベルの受験資格を希望者に拡大したことで受験者数が増加。センターは「団体受験・個人受験ともに昨年度を上回り、和食に関する知識を深めたい、ホテル・旅館などスタッフのレベルを高めたいという意欲的な団体が多く見受けられた」と分析する。
各レベルの認定率は、初級レベルが57.3%(前年同月が74.4%)、基本レベルが47.5%(同41.6%)、実務レベルが64.4%(同62.5%)。
初級レベルでは総受験者数に占める個人受験者の割合が約11%、団体受験者の割合が約89%。基本レベルは個人受験者が約33%、団体受験者が約67%と二つのレベルで団体受験者の割合が多くを占めた。実務レベルは個人受験者の割合が約58%、団体受験が約42%。
和食検定は、日本の食文化を正しく理解し、伝えるための基礎知識の普及と、和食文化の継承と発信に必要な専門知識や実務知識の理解度を測る筆記試験。
実施は毎年2月、10月の2回。今年度の2回目は来年2月14日に実施する。初級(和食の初心者向け)、基本(和食の料理・食材やマナーに関心がある人向け)、実務レベル(和食の現場で部下の指導に当たる人向け)の三つのレベルを設定する。

初級レベル結果概要

基本レベル結果概要

実務レベル結果概要




