JTA初の国際線定期便、那覇=台北線2月開設へ


「うちなーの翼」で沖縄の魅力を世界へ発信

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は10月30日、初の国際線定期便となる那覇=台北(桃園)線を2026年2月3日から毎日運航すると発表した。航空券の販売は2025年12月3日から開始する。

 「うちなーの翼」として知られるJTAは、これまで沖縄と日本各地を結ぶ路線を担ってきたが、今回初めて国際線に進出。機内サービスやさまざまな提供サービスに「沖縄らしさ」を取り入れ、沖縄の魅力を世界に発信するとしている。

 新路線のスケジュールは、那覇発が午前8時、台北着が8時45分。復路は台北発が午前10時で那覇着が12時30分となる。ただし月曜便の復路のみ10分遅れの出発となる。使用機材はボーイング737-800型機だ。

 JTAによると、沖縄からほど近い台北は「伝統とモダンが融合した文化・グルメが豊富で、活気あふれる都市」だという。本路線開設で両地域の観光・経済交流をさらに活性化し、「沖縄と台北を結ぶ新たな架け橋として、より便利で快適な空の旅を提供する」としている。

 那覇を玄関口として、JALグループの国内線や国際線ネットワークと組み合わせることで、周辺の離島をはじめとした日本各地への周遊や地方誘客にもつなげる計画だ。

 特に那覇周辺の離島へのアクセス改善が期待される。JTAは「地理的には近接しているにもかかわらず、これまでアクセスが限られていた台北と那覇周辺の離島間の移動が、このたび大幅に改善される」と説明。海外からより多くの旅行者に離島を訪れてもらい、地方経済の活性化に貢献するとしている。

 那覇=台北線では、プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの2クラス構成で運航。機内Wi-Fiは時間制限なく無料で提供され、ストリーミング視聴も可能だ。無料手荷物許容量は1人あたり23kg×2個まで。

 機内サービスはプレミアムエコノミークラスで軽食、エコノミークラスでは茶菓が提供される。飲み物は両クラスともオリオンビールが用意され、プレミアムクラスでは沖縄酎ハイも選択可能。特に沖縄の地元企業の商品を取り入れるなど、沖縄色を前面に出したサービスが特徴だ。

 なお、ラウンジサービスについては、那覇空港では共用ラウンジ「琉輪」、台湾桃園国際空港ではチャイナエアラインラウンジ「梅苑」が利用できる。利用条件はクラスによって異なる。

 同路線の運航は関係当局への申請と認可を前提としており、今後変更が生じる可能性がある。2026年3月29日以降のスケジュールについては決定次第、JTA公式ウェブサイトで発表されるという。

 サービス内容の詳細や今後のキャンペーン情報などについては、那覇=台北(桃園)線の特設ウェブサイトで随時発表される予定だ。

 
 
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