両国間環境ビジネスの機会創出へ官民が議論
環境省は10月24日、マレーシア・クアラルンプールで開催された「日本・マレーシア環境ウィーク」の結果を発表した。同イベントは10月15日から17日にかけて行われ、対面約650名、オンラインで約230名の計880名が参加。両国間での環境分野におけるビジネス機会の創出に向けた協議が活発に行われた。
小林史明環境副大臣、ダト・ドクター・チン マレーシア天然資源・環境持続可能性省次官、マイムナ クアラルンプール市長らが出席したハイレベルセッションを皮切りに、多様なプログラムが展開された。
プレナリーセッションでは「持続可能な都市に向けて:復元・再生・強化-福島が持つ可能性を活かして環境修復からネットゼロ社会へ-」をテーマに議論。内堀福島県知事のビデオメッセージやふくしまカーボンニュートラルアンバサダーである福島県在学の大学生3名による基調講演が行われた。
このほか資源循環や水・廃棄物汚染対策など個別課題に焦点を当てたセミナーとビジネスピッチを一体的に開催。日本からは18の企業・団体が展示ブースを出展し、環境技術をアピールした。
同イベントは日本国環境省とマレーシア天然資源・持続可能性省の主催。在マレーシア日本国大使館やJETRO、JICAなど多数の機関が後援・協力した。期間中、小林副大臣は第3回AZEC閣僚会合にも出席した。
イベントの詳細は公式ウェブサイト(https://jprsi.go.jp/ew2025my/ja/index)で確認できる。




