館内各所で花の観賞を楽しめる(写真は館内ロビー)
兵庫県湯村温泉の朝野家(朝野泰昌社長)は、1967年の創業以降、本来の旅館の雰囲気や文化を大切にしながら経営を続けてきた。現在も江戸時代に花開いた元禄文化を継承する施設として、茶道、華道、香道の三道を通じたおもてなしをコンセプトとしている。
同館ではこれら三道に長けたスタッフがおり、特に華道については、女将が自ら生けた花によって館内が彩られている。
香道にもこだわっている。京都の香老舗からオリジナルのお香を作り、各客室の香籠にもさまざまなお香を用意。香りは記憶にも密接に結びつく。館内で香りを楽しんでもらい、旅の後もまた朝野家のことを思い出してほしいという思いがあるという。
同館は温泉も自慢。全ての部屋の浴室、洗面に至るまで、自家源泉から湧き出る天然温泉を使っている。60~65度と低温の地熱サウナも大変人気で、岩盤浴のようなじんわりとした温かさは、女性客を中心に人気を集めている。
▽兵庫県美方郡新温泉町湯1269。TEL0796(92)1000。
公式サイト:https://www.asanoya.co.jp

館内各所で花の観賞を楽しめる(写真は館内ロビー)




