大会の様子
観光経済新聞社が加盟する日本専門新聞協会は21日、「第78回新聞週間 日本専門新聞大会フェスティバル」を東京の帝国ホテル東京で開いた。加盟各社をはじめ、政官界、経済界などから多くの来賓が出席。専門新聞の使命と役割を再確認する場とした。
今年5月に協会理事長に就任した積田朋子大会会長(観光経済新聞社社長)はあいさつで、「新聞業界は転換期にあり、大変厳しい事業運営に直面している。先頭に立ち、国民の皆さんのお役に立てるよう頑張っていきたい」と語った。また、理事長として「公益法人事業の完遂」「加盟各社への支援」「財産の継承」「持続可能な協会運営」の4方針を掲げ、今後の協会の方向性を示した。

あいさつする積田理事長(観光経済新聞社社長)
続いて来賓あいさつした韓国専門新聞協会の金光卓会長は、「日韓専門新聞協会は30年以上にわたり活発な交流を続けてきた。今こそ友好の枠を越え、未来を見据えた真の協力関係を築く時だ」と述べ、AI活用事例の共有など、両国間の連携強化を呼び掛けた。
式典では、業界および協会の発展に貢献した功績をたたえ、前理事長の入澤亨氏(官庁通信社社長)に功労章が贈られた。優良社員表彰では、観光経済新聞社の小林茉莉関西支局長ら12人を表彰。同協会主催の「写真コンクール」「専門新聞週間キャッチフレーズ」の入選作品の発表も行った。
式典前には、笹川平和財団上席フェローの渡部恒雄氏による「トランプが変えた世界と日本の戦略」と題した講演会を実施。会の最後には河合良紀副理事長(建設新聞社社長)が大会アピールを宣言し、専門新聞の存在価値と使命を強調した。

大会の様子




