北門屋敷表門
「萩城三の丸 北門屋敷」(吉村龍一朗社長)は、世界遺産「萩城下町」の中に位置する唯一の旅館だ。萩城内、かつて城を守る重臣たちが居を構えた萩城三の丸の毛利一門、吉敷毛利家屋敷跡にある。藩政時代からほとんど変わらない町割りと、当時の面影を色濃く残した武家屋敷群。江戸時代の息づかいをそのまま感じられる。
宿周辺の上級武家屋敷はもとより、萩城下町や萩城跡までも徒歩圏内と散策にも最適で、それを目的とした宿泊客も多い。そのため旅館の通常の接客の他、オリジナルの手描き散策マップなど、歴史案内を含む観光案内に力を入れている。今年は毛利輝元の没後400年。近隣の「萩博物館」「毛利博物館」では、記念展示も行われている。
同館は館内散策もおすすめ。客室からは静けさに満ちた日本庭園を眺められるほか、和洋の花木が調和する英国式庭園「ホクモンガーデン」では四季の移ろいを楽しめる。館内には萩の歴史にまつわる書籍を集めた図書室もあり、落ち着いた空間で読書を楽しむことも可能だ。
▽山口県萩市堀内210。TEL0838(22)7521。
公式サイト:https://www.hokumon.co.jp/

北門屋敷表門




