施設外観。全ての客室が意匠の異なる離れとなっている
「千年のしじま 月夜見の座」(渡邉玲緒社長)は、伊勢神宮に近い自然の中にたたずむ離れの宿。1日6組限定。外宮の別宮「月夜見宮」にちなんで名付けられた宿は、「新月」「望月」「晦(つごもり)」など、月の満ち欠けをモチーフに、六つの離れを設けた。
新月は「夜のとばりの紺色が基調のシックな和モダンの部屋」、望月は「輝くばかりの金色をあしらい、伝統の数寄屋をイメージした和ベッドの部屋」と、それぞれ意匠が異なる。
全室に温泉露天風呂を備えている。湯は「お伊勢さん湯ごりの地」榊原温泉に近い源泉からの運び湯。美肌の湯と評判だ。
客室のバルコニーから、丁寧に整備された日本庭園を一望。食事は客室内の和室で。和室直通の専用の出入り口からスタッフがもてなしてくれる。松阪牛やアワビ、イセエビなど伊勢志摩の食材を堪能できる。
近隣のグループ旅館「千の杜」敷地内に開設されたヘリポート「伊勢かぐらばヘリポート風の宮」の利用が可能。富裕層の需要に応える。
▽三重県伊勢市佐八町池の上1165の1。TEL0596(39)8585。
公式サイト:https://tsukiyominoza.kaiei-ryokans.com

施設外観。全ての客室が意匠の異なる離れとなっている




