
左から門脇さん、高橋さん、八重樫さん
「みちのく三大桜名所」として連携する弘前(青森県)、仙北(秋田県)、北上(岩手県)の3市のキャラバンが9月25日、東京の観光経済新聞社を訪問。来年の各市の桜まつりをPRした。
弘前市の「弘前さくらまつり」は弘前公園を会場に来年は4月中旬から5月5日までの開催を予定。樹齢100年以上の「日本一太いソメイヨシノ」など、52種類、約2600本が園内を彩る。これらの桜を守り、育てる「桜守」がいるのが同市の特徴だ。「おすすめは桜に囲まれながら園内を歩く『桜のトンネル』です」と同市観光部観光課観光企画係の高橋美貴主事。
仙北市角館町の「角館の桜まつり」は来年4月15日~5月5日の開催予定。武家屋敷通りで約200本のシダレザクラ、桧木内川堤で約400本のソメイヨシノが咲き、近年は夜のライトアップが好評だ。「角館には宿泊施設が少ないため、昼よりも夜の方が人通りが少なく、夕方以降の散策がおすすめ」(田沢湖・角館観光協会チーフの門脇美佳子さん)。
北上市の「北上展勝地さくらまつり」は来年、4月10日ごろから同月末ごろの開催を予定。北上川沿いの約2キロにソメイヨシノ約500本、広さ294ヘクタールの展勝地公園にさまざまな種類の約1万本が咲く。川をまたぐこいのぼりや観光馬車に加え、「近年はライトアップにも力を入れています」と、北上観光コンベンション協会専務理事兼事務局長の八重樫信治さん。桜並木に和傘を並べ、ライトアップする装飾が人気という。
左から門脇さん、高橋さん、八重樫さん