
「飯綱どんどんクエスト」のチラシ
長野県飯綱町は9月12日、町の魅力をゲーム感覚で知ることができる新サービス「飯綱どんどんクエスト」を始めた=チラシ。観光からふるさと納税、移住へと関心を広げ、関係人口の拡大を図ることが狙いで、クエストを進めるごとに観光やグルメ、子育て支援制度などを気軽に知ってもらう。
サービスは、観光ソリューションを手掛ける電算(長野市)と共同で企画。アプリのダウンロードは不要で、専用サイトにアクセスするだけで誰でも参加できる。
お題をクリアすると隠れたイラストが現れる仕掛けで、お題は「観光やグルメ情報を見る」「子育て環境を知る」「先輩移住者の動画を見る」「ふるさと納税を知る」「リンゴの種類を知る」など。クエスト形式で達成感が得られる設計とした。課題の達成率に応じて町のPRキャラクターでリンゴの妖精「みつどん」と一緒に楽しめるAR(拡張現実)フォトフレームや、町特産のリンゴ、ジュースをプレゼントする。
「『楽しんでいるうちに、気付けば町に詳しくなっていた』―。そんな体験を創出する」と同町。これまで接点の少なかった子育て世代や若年層へ情報を届け、気軽に町を知ってもらう。さらに、利用者の行動データを匿名で収集・分析することで、どの段階で現地訪問や相談に至るのかを把握し、移住検討の初期段階を可視化。より実効性のある施策づくりに生かす考えだ。
提供期間は来年3月31日まで。
「飯綱どんどんクエスト」のチラシ