棚田鍋(これからの秋冬をイメージ)
新潟県松之山温泉の「ひなの宿ちとせ」(柳一成社長)は、周囲に日本の原風景である美しい棚田やブナ林を眺め、冬は積雪が4メートルを超えることもある雪深い地にある。「日本三大薬湯」の一つといわれる同温泉の湯を源泉掛け流しで使用。そして雪解け水が育むおいしい米や山菜など、風土そのものを楽しむことができる。
松之山エリアの名物「棚田鍋」は棚田米の甘さを引き出したふわふわのスープに大根おろしに見立てた雪を降らせ、季節の棚田を鍋で表現している。
68度の温泉に3時間、低温調理の「湯治豚(とうじぶた)」は目の前で切りたてをサービスするちとせのスペシャリテ。
里山の環境や、土地のエネルギーを有効活用した土着のFOODがそのまま環境保全につながっている。
県全体で推進する「朝ごはんプロジェクト」の発祥地だけに、同館の朝ごはんも夕食に負けず充実している。
▽新潟県十日町市松之山湯本49の1。TEL025(596)2525。
公式サイト:https://chitose.tv

棚田鍋(これからの秋冬をイメージ)




