
発表セレモニーに登壇した掲載店の代表者ら
「ミシュランガイド東京2026」が25日に発表された。「東京」は今回が19回目のセレクション。今年は37種類の料理カテゴリーから526軒のお薦め飲食店・レストランを紹介している。最高評価の「三つ星」は12軒で、日本料理の「明寂」(東京都港区)が初めて「三つ星」に選出された。
今回のセレクションについて、同日、東京都内で開かれたセレモニーで日本ミシュランタイヤの須藤元社長は、「東京は、おいしさを表す赤い星の多さとともに、サステナブル・ガストロノミーを示す緑の星(ミシュラングリーンスター)の多さでも世界一の数を誇る都市だ」と説明した。
「三つ星」に次ぐ評価の「二つ星」は26軒で、このうち新たな掲載は、寿司「西麻布 鮨 真」(港区)、日本料理「伯雲」(港区)、同「炎水」(目黒区)の3軒だった。
このほか、「一つ星」が122軒、価格以上の満足感を得られる「ビブグルマン」が114軒、お薦めの「セレクテッドレストラン」が252軒。
持続可能なガストロノミーに積極的に取り組んでいる「ミシュラングリーンスター」は13軒。このうち新たに「一つ星」のフランス料理「トワヴィサージュ」(中央区)が選出された。
スペシャルアワードも発表された。「メンターシェフアワード」として、うなぎ文化を守り、次世代に技術を伝えてきたうなぎ料理の「野田岩 麻布飯倉本店」の金本兼次郎氏を表彰。「サービスアワード」では中国料理「飄香」の熊谷泰代氏、「ソムリエアワード」にはフランス料理「マノワ」の中村豪志氏が選ばれた。
▽「ミシュランガイド東京2026」の掲載店は、公式ウェブサイト (https://guide.michelin.com/jp/ja)で紹介されている。
発表セレモニーに登壇した掲載店の代表者ら