
USEN&U―NEXT GROUPのUSEN―ALMEXはこのほど、2025年内にMentrix Incの手のひら認証デバイスを「Gen―pa(Intelligence Palm/Pass)」として販売する。
今後、ホテルや温浴施設市場に向けて展開。施設のチェックイン・アウト、客室や大浴場の入退室管理、決済などで活用が見込めるという。
Gen―paは、手のひらをかざして認証するデバイス。掌紋と掌静脈のダブル認証ができる上、認証範囲が広く、高精度な点が特長。施設の状況に合わせて、(1)卓上端末(2)認証端末(3)カメラモジュール(4)ハンディPOS端末―の4種類の製品から選べるという。
同社によれば、偽造やなりすましのリスクがある指紋・指静脈認証、認証時の環境に左右されやすく、精度が低い顔認証など、従来の認証デバイスの課題を解決できるとして、手のひら認証が注目されているという。
第1段階として今年中にGen―pa認証デバイスとシステムインテグレーター(SIer)向けの開発キットの販売を開始。その後、ホテルや温浴施設、病院での利用を想定し、同製品を活用したソリューションの開発を進めていくとしている。