アパホテルがフードバンクにプライベートブランド食品寄贈  子ども支援へ


 アパホテル株式会社は8月28日、一般社団法人全国フードバンク推進協議会を通じて「第9回フードバンクこども応援全国プロジェクト」への支援として、自社のプライベートブランド食品の寄贈を開始した。第1弾として全国13団体に8月から提供を始めた。

食品ロス削減と困窮世帯支援を同時に

 同社はアパホテルネットワークとして全国最大の1,005ホテル139,487室(建築・設計中、海外、アパ直参画ホテルを含む)を展開している。今回の取り組みは「APA・快適環境宣言」を掲げる同社の社会貢献活動の一環。アパ社長カレーをはじめとする自社開発食品を寄贈することで、食品ロスの削減と同時に、食料支援を必要とする世帯への支援を目指す。

 フードバンク活動とは、まだ安全に食べられるにもかかわらず一般流通で販売できなくなった食品を寄付し、支援を必要とする施設・団体・世帯に無償提供する取り組み。「食の社会インフラ」として食品ロス削減と生活困窮者支援の両面で注目されている。

 「フードバンクこども応援全国プロジェクト」は、給食のない夏休みや冬休み期間に、全国の子どものいる困窮世帯に集中的な食料支援を行うプロジェクト。子どもたちの「食べること」を支え、「生きること」を守る取り組みだ。

 今回、アパホテル株式会社の寄贈を受けたのはNPO法人フードバンクイコロさっぽろ、フードバンクちば、NPO法人フードバンクふなばし、NPO法人フードバンク TAMA、認定NPO法人フードバンク湘南、NPO法人フードバンクにいがた、特例認定NPO法人フードバンク愛知、フードバンク泉佐野(NPO法人キリンこども応援団)、フードバンク神戸(NPO法人神戸こども食堂ネットワーク)、認定NPO法人ハーモニーネット未来、NPO法人フードバンク福岡、フードバンク能登、NPO法人フードバンク仙台の13団体。

 アパホテル株式会社では「心地よい空間を極めることで、人に、地球に、快適な社会を創造します」というコンセプトのもと、お客様だけでなく地域社会や関連企業にとっても「心地よい空間」を追求する活動を展開している。今回のフードバンク支援も、企業活動を通じた地域社会・国への貢献の一環として位置づけられている。

 同社は2022年4月より新たな5ヶ年計画「AIM5~APA Innovative Movement」を始動。アフターコロナにおけるニーズの変化やDX化の波を捉えながら、2027年3月末までにアパホテルネットワークとして15万室展開を目指すとしている。

 
 
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