ハイアット、関西初の「ハイアットセントリック」を大阪・なんばに計画


 ハイアット ホテルズ コーポレーションは8月21日、関西初となる「ハイアットセントリック」ブランドのホテルを大阪・なんば駅前の大型再開発プロジェクト内に2031年開業予定と発表した。同ホテルは、関電不動産開発の関連会社である関電アメニックスとハイアットの関連会社が契約を締結し、ハイアットが運営する。

難波千日前地点再開発の中核施設に

 新ホテルは、関電不動産開発、南海電気鉄道、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)が共同で進める「難波千日前地点再開発プロジェクト(仮称)」の一環として整備される。「タテなんば」のコンセプトで展開される新ランドマークとなる高層ビル内に位置し、267室の客室を有する予定だ。

 客室は全室34㎡以上を確保。15階のロビーからパノラマビューが楽しめ、28階屋上にはルーフトップバーも設置される。館内にはレストラン&ラウンジ、ファンクションスペース、フィットネス施設なども整備される計画だ。

「タテなんば」がなんばの新シンボルに

 「タテなんば」は、なんばの街を繋ぐ回遊動線「Alley」とクリエイティブ文化の「創造」と「発信」を担う場(Commons)を立体的に表現したコンセプト。南海電鉄「難波駅」・Osaka Metro「なんば駅」と直結し、徒歩1分という利便性を備える。

 「なんば広場」や歩行者空間化された「なんさん通り」のにぎわいと呼応し、大阪都心の国際観光の玄関口としてのランドマークとなることを目指している。

関西初進出のブランド誘致に両社が期待

 関電不動産開発の福本恵美社長は「なんば駅前の一等地で開発する大型プロジェクトに、ハイアットの関西初進出ブランドとなる予定の『ハイアットセントリック』を誘致できたことを大変うれしく思います」とコメント。地元の魅力を反映するブランドとして、インバウンド層だけでなく地元の人にもトレンドの新たな発信拠点として期待を寄せている。

 日本ハイアット坂村政彦代表取締役は「ハイアットセントリックは街の中心でお客様の活動の拠点となり、街の魅力を最大限に楽しんでいただくブランド」と説明。江戸時代に上方文化が花開いた難波の魅力を再発見し、世界中の観光客に紹介していきたいとの意向を示した。

「ハイアットセントリック」とは

ハイアットセントリックは、常に抜群のロケーションに位置するフルサービスのモダンなブティックホテルブランド。旅慣れた客を新しい発見に満ちた冒険へ誘うことをコンセプトとしている。

 国内では現在、東京・銀座と金沢駅前で展開しており、来年には北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)に臨むロケーションにオープン予定だ。

 「ハイアットセントリック なんば 大阪」は、江戸時代から芝居小屋が連なり商業の中心として発展してきた大阪ミナミの中心地に立地。国内外からの旅行者の拠点となるとともに、地元の人々にとってのトレンドを先取りするホットスポットを目指している。

 
 
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