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観光業界が直面するさまざまな課題解決へ
人手不足や増え続けるインバウンドへの対応など、観光業界が直面する課題の解決に、デジタル技術を生かしたさまざまな商品・サービスが提供されている。ここでは「観光DX」を実践するための各種システムを紹介する。
JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)が提供する「らく通with」は、宿泊施設向けのエージェント(旅行会社、予約サイト)の予約、在庫、料金を一元管理できるサイトコントローラー。機能面の拡充に加え、予約サイトとの連携にも積極的で、6月23日から株式会社エヌズ・エンタープライズと共通販売機能でシステム連携を開始した。
エヌズ・エンタープライズは沖縄、北海道、東京、大阪など大都市を中心に日本全国発全国行きの国内旅行・パッケージツアー(旅行商品)を展開し、航空会社7社の航空券とホテルにアクティビティ・レンタカーなどの着地型商品を組み合わせて包括料金とした、独自の国内旅行商品を取り扱っている。
らく通withを利用している宿泊施設においては、共通販売機能で登録した部屋・プランを、エヌズ・エンタープライズを介して国内旅行・パッケージツアー予約サイト「ニーズツアー」「エアトリ国内ツアー」で販売することができる。
また、「らく通with」は近々、Shiji Groupが提供するHorizon Distributionとのシステム連携も予定している。
Horizon Distributionは中国・韓国を中心に250社以上の海外予約サイトと一括で連携できるスイッチャーサービス。Horizon Distributionと連携することで、らく通withで多数の海外予約サイト販売や在庫・料金の一元管理が可能となる。この連携により、宿泊施設におけるインバウンド向けの販路・売り上げ拡大を支援する。
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らく通withは今後も宿泊施設の売り上げ向上に役立つサービスと連携を進めていく。
また、らく通withユーザーの販路拡大サポートとして、「連携したエージェントとの共同オンラインセミナーも定期開催しているため、ぜひ参加していただきたい」と同社担当者はコメントしている。