
長浜観光協会(滋賀県長浜市)は9月20日、同市の高月まちづくりセンターで講演会「白洲次郎・正子と暮らした日々」を開く。昭和の実業家、白洲次郎氏と随筆家、正子氏夫妻の長女、桂子氏と結婚し、「旧白洲邸武相荘」(東京都町田市)の館長を務める牧山圭男氏が白洲家を通しての湖北・長浜の魅力を語る。
白洲正子氏が代表作の「かくれ里」「近江山河抄」をはじめ、多くの著作で長浜市の風物を題材にするほか、家族を連れて定期的に同地を訪れていた。その縁もあり同協会は昨年、武相荘と連携協定を締結。今回の講演会は協定に基づく取り組みの一環となる。
講師の牧山氏は1938年東京生まれ。大学卒業後ヤナセに入社。西武百貨店に転職し、六本木WAVEやLOFTの開設に参画。常務取締役を経て97年、大沢商会常務取締役に就任。01年に退任し、以後、武相荘の運営に関わっている。