
7月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比4.4%増の343万7千人となった。日本政府観光局(JNTO)が20日に発表した推計値。7月として過去最高を記録したが、香港、韓国は、「日本で地震が発生する」といった根拠のない誤った情報がSNSを中心に拡散した影響などを受けて大幅な減少となった。
香港は同36.9%減の17万6千人、韓国は10.4%減の67万9千人だった。科学的なデータを伴わない誤った災害情報の拡散に加え、韓国では東南アジアや中国への旅行需要の高まり、香港では台風の影響もマイナス要因となった。
一方で中国や台湾、欧米豪を中心に、スクールホリデーに合わせた訪日旅行の需要が高まった。
会員向け記事です。