北海道小樽芸術村に「浮世絵美術館」が開業 1600点を収蔵、1月まで記念展開催


 ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長が代表を務める似鳥文化財団は7月24日、北海道小樽市で展開する複合芸術施設「小樽芸術村」に5番目の施設となる「浮世絵美術館」をオープンした。

 浮世絵専門の美術館は道内初で、観光名所である小樽運河沿いのビルを改修して開設した。

 江戸期を中心とした人気浮世絵師の作品約1600点を収蔵。2~3カ月単位で毎回100点ほどの作品を展示・公開する。

 7月24日からの開館記念展では、江戸後期に活躍し、美人画や役者絵が中心の浮世絵界に「風景画」というジャンルを確立させた葛飾北斎と歌川広重の作品を中心に約80点を展示。入館者は、北斎の代表作である「富嶽三十六景」や広重の「東海道五十三次」などの作品に目を凝らし、浮世絵の世界に浸った。

 開館記念展は、来年1月まで4期に分けて開催。収蔵作品を代表する浮世絵の版画や肉筆画、新版画のセレクション撰として展示・公開する。

 小樽芸術村は、ニトリグループが小樽市運河地区の歴史的建造物の保存・活用を図る取り組みとして展開。2017年9月に似鳥美術館(旧拓銀小樽支店、1923年築)とステンドグラス美術館(旧荒田商会35年築、旧高橋倉庫23年築)を開設してオープン。その後、国の重要文化財に指定された旧三井銀行小樽支店(27年築)の公開、西洋美術館(旧浪華倉庫・25年築)の開設を行ってきた。

 同日の記念式典には来賓として道の鈴木直道知事、地元小樽市の迫俊哉市長、札幌市の秋元克彦市長をはじめ、多くの関係者が出席。テープカットを行い開館を祝った。

 似鳥会長は「芸術村には、毎年20万人を超える方に来場いただいているが、さらに30万人を目指していきたい。2~3年内に鎌倉から江戸期にかけての刀剣や工芸品を集めた美術館を開設したいと考えている。引き続き、施設を整備するなど、北海道と札樽圏の観光振興に貢献できるよう取り組んでいきたい」と述べた。

 開館時間は、夏季(5月~10月末)は午前9時半から午後5時。入館料は一般(1400円)から小学生(400円)まで5段階で設定。


似鳥会長(左から2番目)と来賓らによるテープカット

 
 
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