
近畿経済産業局は17日、大阪・関西万博で、関西地域12ブランドの魅力を国内外に伝えるイベント「『守・破・離(しゅ・は・り)』関西の伝統工芸等の未来への飛翔」を開催した。
同局は2020年度から、12ブランド(鯖江のめがね、信楽焼、丹後織物、和束茶、泉州タオル、播州織、丹後篠山の黒大豆等、三木の酒米等、淡路島の食と香り、奈良酒、広陵くつした、和歌山ニット)の稼ぐ力の維持向上を目指し、支援事業を実施してきた。
イベントは5年間の集大成と位置づけ、来場者に「見る」「触る」「嗅ぐ」「聞く」の四つの感覚を使った展示やショーで構成。来場者はブースで品物をさわったり、小物を作ったりして楽しんでいた。
ステージではブランドの歴史や伝統、産地の魅力や思いを落語家の月亭天使さんと産地関係者が語るトークショー=写真=も。
また、共催事業としてKANSAI学生ビジネスコンテストが行われた。国際ファッション専門職大学の学生は「Travel Later 丹後織物の旅切符」と題して、丹後の伝統産業と観光を「ギフト型体験」として結び付けるアイデアを披露した。
トークショーの様子