観光経済新聞社は、47都道府県の2025年度当初予算の観光予算額について、観光担当部課を対象にアンケート調査を実施した。訪日インバウンドのさらなる拡大が見込まれ、大阪・関西万博の年でもある2025年。国内旅行振興やインバウンド誘客、観光地域づくりなどに、都道府県がどのような予算を付けているか聞いた。加えて、各地で導入、議論が進む宿泊税の検討状況についても回答を求めた。アンケート調査の回答結果を地方ブロックごとに掲載号を分けて紹介する。
【予算額上位】
（1）ひょうご観光本部体制整備・運営支援事業（72,069千円）
（2）インバウンド誘客に向けた海外プロモーション事業（40,000千円）
（3）観光特産品ブランド構築事業（37,256千円）
（4）神戸ルミナリエ開催事業（35,300千円）
（5）ひょうごユニバーサルツーリズム推進エリア形成促進事業（32,000千円）
【分野別主要事業】
■日本人国内旅行誘客促進
〇ひょうごユニバーサルツーリズム推進エリア形成促進事業（32,000千円）
〇「兵庫テロワール旅」誘客受入環境充実事業（29,326千円）
〇ユニバーサルツーリズムの推進（14,210千円）
■インバウンド誘客促進
〇インバウンド誘客に向けた海外プロモーション事業（40,000千円）
〇神戸空港国際化を契機としたインバウンド誘客強化事業（11,300千円）
〇自治体連携によるインバウンド誘客促進事業（6,500千円）
■観光資源発掘・磨き上げ、受け入れ態勢整備など
〇兵庫テロワール旅誘客のための受入環境充実（29,326千円）
〇観光ＷＥＢサイト充実強化事業（9,500千円）
〇ひょうご新観光戦略推進事業（2,819千円）
■観光産業の振興・支援、人材育成、ＤＭＯ支援など
〇ひょうご観光本部体制整備・運営支援事業（72,069千円）
〇観光地域づくり人材育成事業（22,332千円）
〇外国人観光客おもてなし人材活用事業（8,162千円）
◆宿泊税の導入の是非や制度設計などの検討状況
検討していない。現時点で検討の予定はない。
