
東京都は7月30日、都内のナイトタイム観光活性化を目的とした「第1回ナイトタイム観光フォーラム」を8月25日に東京国際フォーラムで開催すると発表した。講演やパネルディスカッション、参加者間のネットワーキングを通じて、都内各地域の取組や今後の展望を共有する場となる。参加費無料。先着100名程度を募る。
業界専門家が語る夜の観光ポテンシャル
フォーラムは2部構成で実施。第1部(16:00〜17:10)では、一般社団法人メタ観光推進機構代表理事の牧野友衛氏による「東京におけるナイトタイム観光のポテンシャルと課題」と題した講演が行われる。続くパネルディスカッションでは「ナイトタイム観光の取組・今後の展望について」をテーマに、ナイトタイムエコノミー推進協議会代表理事の齋藤貴弘氏やタイムアウト東京代表の伏谷博之氏らが登壇。浅草六区、竹芝、東銀座の各エリアマネジメント団体も参加し、現在の取り組みや課題について議論する予定だ。
第2部(17:30〜18:30)は参加者によるネットワーキングの時間。登壇者や参加者同士の交流を促進し、地域におけるナイトタイム観光の取組を広げる契機としたい考えだ。あわせて東京都のナイトタイム観光施策も紹介される。
東京都は国内外からの旅行者誘致の促進と新たな東京観光の創出を目指し、夜間における観光の活性化に取り組んでいる。今回のフォーラムは、その活性化の契機となることを期待した初の試みとなる。
講師を務める牧野氏は、GoogleマップやYouTubeの日本版開発に携わった経歴を持ち、政府観光局デジタル戦略アドバイザーなども務める。パネリストには、ナイトエンターテインメントを規制する風営法改正を主導した齋藤氏や、タイムアウト東京の伏谷氏が名を連ねる。
参加対象は、ナイトタイム観光に関心のある都内観光事業者や都内自治体の観光担当部署、観光協会職員など。参加申込は専用フォーム(https://e.try-sky.com/nighttime_forum/entry/)から受け付ける。募集期間は7月30日から8月20日までだが、定員に達し次第締め切る。
なお、フォーラム終了後には第1部の講演・パネルディスカッションの様子を動画アーカイブとして公開する予定だ。