
新社長に就任した武井氏
東急ホテルズ&リゾーツ(東京都渋谷区)は6月24日に開かれた株主総会および取締役会で、新社長に現専務の武井隆氏の就任を決めた。現社長の村井淳氏は退任後、東急常任理事・調査役に就任する予定。
武井氏はこれまで、新規出店やブランド再編を柱とした成長戦略に加え、経営環境の変化に応じた構造改革の策定・推進をけん引。2023年からは、同社の旗艦店であるセルリアンタワー東急ホテル(渋谷区)の総支配人として、ホテル運営の中心的役割も担ってきた。
今後は、ブランド競争力のさらなる向上とともに、国内外のホテル運営受託の拡大を推進。グローバルマーケットを見据えたネットワークの強化により、成長戦略を加速させる方針。
「『笑顔で変革や挑戦を楽しむ』企業文化を育みながら、環境の変化に負けない旅やイベントの目的地となるホテルづくり・まちづくりを推進していく」(武井氏)。
武井 隆氏(たけい・たかし)1988年東急ホテルチェーン(現:同社)入社後、東急ホテルズホテルファンドプロジェクトチーム課長、事業企画部長、運営統括本部副本部長などを歴任。23年から2年間、セルリアンタワー東急ホテルの総支配人などを務め、現職。
新社長に就任した武井氏