
国際観光施設協会(270会員)は16日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、会長を10年間務めた鈴木裕会長が退任し、浅野一行副会長(スターツ総合研究所理事)が新会長に就任した。
同協会は、観光施設や観光交流空間に関する技術的視点を生かし、持続可能な観光産業の発展と地域振興に寄与するのが目的の公益社団法人。設計、建設、設備、インテリア、造園、IT関係の企業などが会員。
新会長に就任した浅野氏は「重責に身の引き締まる思い。インバウンドの盛り上がりに伴う社会的な課題などに協会としてタイムリーに対応したい。同時に、協会が今進めているフェーズフリー(平常時、災害時の区別のない対応や商品・サービス)、観光DX、木づかい運動(木材利用促進)についても、業界全体を巻き込んでいくような事業のニーズが出てきている。がんばって対応していく」とあいつさした。
会長を退任し、相談役名誉会長に就いた鈴木氏は「10年間、皆さまにお世話になって任務を全うできた」と述べたほか、推進途中の協会活動があるとして、「これからもアクティブな名誉会長としてがんばりたい」と述べた。
総会で発表された25年度の事業の柱は次の通り。
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