
井上会長
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は16日、東京の全国旅館会館で通常総会と理事会を開いた。2年間の任期満了に伴う役員改選で井上善博会長(福岡県・ほどあいの宿六峰舘)の続投を承認。2期目となる井上体制は従来の5委員会から8部会に体制を拡充し、宿泊業界が直面する諸問題に対応する。
井上会長は「業界を取り巻く課題は多岐にわたる。部会を増強し、これらに対応する」と強調した。
2025、26年度は8部会を設置する。
第1部会「組織戦略部会」は全旅連における総務的中核部門として、既存制度の検証、必要な制度設計を行い、組織全体の意思決定力と実行力の強化を図る。
第2部会「『湯・宿』文化推進部会」は「温泉」と「宿(旅館)」の文化的価値を国内外に広く認知させる活動を行う。
第3部会「観光グローバル人材推進部会」は外国人採用に向けた宿泊業技能試験の受験者数拡大や、採用に関わる情報発信の手法を検討する。
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