
6月のプライド月間に合わせ、大阪府内の観光事業者がLGBTQ+支援を目的としたイベントや商品を展開している。大阪観光局も情報発信などで取り組みを後押し。LGBTQ+旅行客の受け入れに向けた環境整備を進め、アジアナンバーワンの「LGBTQ+フレンドリー都市・大阪」の実現を目指す。
大阪は、観光局主導の下、18年に日本初のDMOによるプライド月間キャンペーンを実施するなど、LGBTQ+ツーリズムを推進。昨年にはアジア初の国際LGBTQ+旅行協会(IGLTA)世界総会を誘致、開催するなど、アジアナンバーワンLGBTQ+フレンドリー都市に向け、事業者への理解浸透が進む。
各事業者がプライド月間に合わせた取り組みが展開する中、在阪ホテルもさまざまな商品を提供する。このうち大阪エクセルホテル東急では、BAR&LOUNGE「MIDO」で、鮮やかなレインボーカラーのカクテル&モクテル「Be Yourself」を限定提供。売り上げの一部をLGBTQ+の権利向上などに取り組むNPO「虹色ダイバーシティ」に寄付する。
また、ヒルトン大阪はレインボーモチーフの飲食提供のほか社内セミナーを実施。スイスホテル南海大阪では同性婚を想定したブライダルの提案も行う。
このほか「さかい利晶の杜」(堺市)では22日にLGBTQレインボーモデルとALLYモデルファッションショーなどを開催。あまみ温泉南天苑やグランキューブ大阪、日本水陸観光などはレインボーフラッグの掲出などを行い、市民や観光客にLGBTQ+支援のスタンスを示す。
エクセル東急大阪が提供するレインボーカラーのカクテル&モクテル(左)