
観光庁が6月6日に発表した主要旅行業者43社・グループの2024年度(24年4月~25年3月)の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が23年度比1.2%増、19年度比19.0%減の3兆6768億円となった。前年度比では海外旅行が21%増、外国人旅行が5%増と好調だった一方で、19年度比では3部門とも下回り、コロナ前の水準には完全回復していない状況が明らかになった。
取扱額を部門別にみると、国内旅行は前年度比8.1%減、19年度比15.2%減の2兆1652億円となった。海外旅行は前年度比20.9%増、19年度比26.6%減の1兆2959億円、外国人旅行は前年度比5.0%増、19年度比3.2%減の2156億円となり、いずれも19年度を下回った。
国内旅行では、22社が前年度を上回った。HTB―BCDトラベル(36.0%増)やトヨタツーリストインターナショナル(26.3%増)が大きく扱いを伸ばしたものの、その他は5~15%増の微増にとどまった。
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