3本の自家源泉をブレンドしたやさしい湯ざわりの温泉（内風呂）
札幌駅から車で約40分、道民からも根強い人気を誇る定山渓温泉に、道内唯一の女性専用温泉宿「翠蝶館」がある。運営は第一寶亭留（ホテル）グループ。「ＴＯＪＩＳＰＡ ＳＵＩＣＨＯ」をコンセプトに、昔ながらの湯治文化を温泉・食事・スパで美と健康を引き出し、現代の女性に合った形で楽しめるよう、さまざまな工夫を随所に施した。
「とにかく“女性に優しい”のが当館の売りです」と話すのは、経営企画室採用広報室長の大島彩乃さん。3本の自家源泉をブレンドした温泉は、優しい湯ざわりと高い保温性が特長のナトリウム塩化物泉。体への負担を軽減するため、四つの緩やかな段差を設けた「やさしいサウナ」や、体温に近い温度でつかる「不感温浴」を取り入れた「メディテーション（瞑想（めいそう））スパ」など、女性ならではの設備も充実している。
料理は、豆やゴマ、ワカメなど「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の食材を使った前菜に、自家菜園・ハーブ園の旬の食材を取り入れた季節の和食献立。滋味深い味わいが心と体に優しく染みわたる。
もっと旅をゆったりと楽しんでほしい―。そんな思いから、新たな試みとして4月から導入したのが宿泊の前後にも近隣施設を利用できる「36時間ステイプログラム」だ。通常、宿の滞在時間は1泊20時間ほどだが、温浴施設「休日ビルヂング」「湯元 小金湯」の利用を通じて滞在時間を広げることで、くつろぎの旅を提案する。
「女性は好奇心旺盛で、常に新しい体験を求めている。だからこそ、時代のニーズに寄り添いながら進化し続ける宿でありたい」と大島さん。これからもきめ細やかな配慮を大切にしながら、女性にやさしい宿づくりを追求していく。
【20室、1泊2食付きで1人税込み2万1600円から（入湯税込み、2人1室利用時）】
3本の自家源泉をブレンドしたやさしい湯ざわりの温泉（内風呂）
