
東北6県と東北観光推進機構、東北絆まつり実行委員会は2025年6月13~15日、2025年大阪・関西万博「東北四季の彩り&東北絆まつり」を開催する。開催を記念し13日には、会場となる万博アリーナ「Matsuri」でオープニングセレモニーを実施。東北6県の知事と東北のご当地キャラクター、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」がテープカットセレモニーを行ったほか、各県の祭りを紹介するPRステージパフォーマンスにより、14日からの祭りイベントを盛り上げた。
同イベントは、東日本大震災の支援への感謝と復興の姿、東北のさまざまな魅力を日本だけでなく世界に発信し、東北への誘客につなげようと企画したもの。会場には、自治体やDMO、事業者らによるPRブースや飲食・販売ブースが立ち並んだほか、「東北ワンダートリップゾーン」と銘打ち、東北の四季折々の見どころを映像美で楽しめる特設シアターや情報ラウンジを設けた。また伝統工芸品の実演や最新技術に触れたり、大曲まげわっぱや天童の将棋書き駒などを体験できるワークショップを行ったりする「伝統と革新ゾーン」も設けた。このほか東北の日本酒の試飲体験や、地域産品の試食なども行う。
14、15日は両日ともに県庁所在地の市長や祭りの代表者、各祭りのミスらが参加する出発式の後、Matsuri内を各県の祭りがパレード。ステージ上での観光PRや本祭りも行う。
13日のオープニングセレモニーには、万博の主催者を代表して、高科淳・2025年日本博覧会協会副事務総長、主催者を代表して、村井嘉浩・宮城県知事、吉村美栄子・山形県知事、宮下総一郎・青森県知事、松木茂・東北観光推進機構会長らが参加。知事らがそれぞれあいさつやPRを行った。このうち村井知事は「東日本大震災から14年経ち、岩手、宮城はだいぶ復興したが、福島はまだまだこれから。『東北は1つ』を合言葉に、この3日間、祭りパレードや観光PRを行うので、国内外多くの方に楽しんでいただき、ぜひとも次は東北に遊びに来てほしい」とアピールした。テープカットには、東北6県のイメージキャラクターと、大阪・関西万博の公式キャラクター、ミャクミャクも参加し、場を盛り上げた。
セレモニー後には、翌日からの祭りをPRすべく、各県が祭りの紹介やお囃子などの披露を行った。