観光庁、令和7年度版観光白書を公表 国内旅行活性化に焦点


需要分散や高齢者旅行の回復へ

 観光庁は5月27日、令和7年度版の観光白書を公表した。今回は好調な訪日外国人観光客から日本人の国内旅行に重点を置き、国内旅行消費額の4分の3を占める日本人の国内旅行の需要活性化に向けた各種取り組みを紹介する。

 2024年の国内における旅行消費額は34.3兆円で、うち訪日外国人の消費額は8.1兆円と過去最高を更新した。一方、日本人の国内旅行は宿泊旅行が20.3兆円、日帰り旅行は4.8兆円となり、合計すると全体の約4分の3を占める。この数値は訪日外国人旅行者の消費額の3倍以上となっており、国内旅行市場の大きさを物語っている。

 特にこの傾向は地方部で顕著となっており、地域別に延べ宿泊者数の実態を見ると、三大都市圏では外国人比率が約4割となっている一方、地方部では宿泊者の約86%が日本人となっており、全国平均では宿泊者の75%が日本人、25%が外国人という実態も明らかになっている。

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