
理事長に再選された岡本理事長
大阪府旅館ホテル生活衛生同業組合(約350組合員)は23日、大阪市の大阪ステーションホテルで2025年度通常総会を開いた。約30人が出席。任期満了に伴う理事・監事の選任では、岡本厚理事長(不死王閣)を再選した。
開会宣言した石橋政治郎副理事長は、大阪・関西万博やインバウンド増をチャンスと捉え、「宿泊料金を皆で上げていく。そして従業員の給料を上げよう。選んでもらえる業種になっていくのがわれわれの使命」と述べた。
続いてあいさつした岡本氏は万博の効果について、「お客さんの数についてはちょっと期待外れだ。1970年の万博の時はバスで移動する大型の団体が全国から来られたが、今回はチケットや(パビリオンの)予約を取るのが複雑で、地方の団体さんも旅行会社として扱いづらいというのが現状のようだ」と述べ、夏以降の動きに期待した。
今年度事業計画では、NHK受信料手数料取りまとめによる組合員の経営健全化に引き続き取り組む。
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