自ホテルのｍｏｔｔＥＣＯ活動を説明する松田総支配人
日本ホテル協会（䕃山秀一会長、230会員）は15日、食べ残しによる食品ロス削減に向けた取り組みを学ぶ「第2回ｍｏｔｔＥＣＯ勉強会」をホテルメトロポリタンエドモント（東京都千代田区）で開いた。会員ホテル約200人が参加（オンライン含む）。政府が昨年12月に策定した「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」について関係省庁の担当者が留意点を説明したほか、「ｍｏｔｔＥＣＯ（モッテコ）」を積極的に展開する同ホテル総支配人の松田秀明氏が、自社の取り組みを紹介した。
ｍｏｔｔＥＣＯは食事時に食べきれなかった料理を顧客が持ち帰る行為の愛称。政府は2030年度までに事業者による食品ロスを20年度比で60％削減する目標を掲げており、これに向けた取り組みの一環としてｍｏｔｔＥＣＯが位置付けられ、環境省が推進している。
「ｍｏｔｔＥＣＯ」の持ち帰り容器
勉強会では、食べ残し持ち帰り促進ガイドラインにおける基本的な考え方として「まずは食べきること」「消費者の自己責任のもと持ち帰りを行うこと」などが前提にあることを強調。その上で、事業者が消費者に対して衛生面の留意事項を説明することや、食べ残しの持ち帰りの利用規約のひな型を提示することが重要と説明した。
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