メトロエンジン、宿泊業向け新機能を無料セミナーで先行公開 5月9・12日

　メトロエンジン株式会社は4月24日、宿泊業界向けのレベニューマネジメントシステムに新たに開発中の2つの機能を初公開する無料オンラインセミナーを5月に開催すると発表した。急なイベント発表による予約殺到を検知する「メトロトレイル」と予約業務を効率化する「メトロコントロール」の2機能。宿泊業界の課題解決に向けた新たな一手だ。

　セミナーは5月9日と12日の2日程で実施される。各回とも定員100名でZoomによるライブ配信。参加費は無料。レベニューマネジメントシステムの既存機能に加え、業界最前線の課題を解決する革新的なアプローチを紹介するという。

AIによる収益最大化を支援

　メトロエンジンが提供するレベニューマネジメントシステムは、AIがホテル価格に影響を与える多様なデータを日々収集・分析し、最適な価格を自動で提案する仕組みだ。競合施設の価格やイベント情報などのビッグデータを毎日収集し、過去の売れ行きと合わせて分析することで、部屋タイプごとに最適な価格を毎日自動で提案している。

　今回先行公開される「メトロトレイル」は、一定時間の予約数に応じて価格を自動コントロールする機能。イベント発表などによる予約ペースの急増を検知することで、価格面での機会損失を未然に防止する。また「メトロコントロール」は、電話予約時の予約作成業務を自動化・簡素化する機能で、ヒューマンエラーの削減とスタッフ負荷の軽減を実現するという。

　セミナーでは、これら2つの新機能の構想や一部サービスイメージを先行公開し、実際の管理画面を用いたデモンストレーションで詳しい機能について紹介。既存のレベニューマネジメントシステムについても振り返りながら、業界の最前線で求められている実践的な活用例についても説明する予定だ。

　レベニューマネジメント業務の属人化に悩む関係者や、急な予約集中に対する機会損失で困っている宿泊施設、AIを活用した業務の効率化に関心のある事業者などが対象。セミナー申し込みは専用フォームから行える。なおセキュリティの観点から、宿泊施設関係者以外の参加は遠慮してほしいとしている。