国土交通省は8月31日、2023年6月の航空輸送統計速報を発表した。国内線定期航空輸送の旅客数は前年同月比34.9%増、19年同月比0.8%減の842万6436人となった。座席利用率は73.8%で、前月から0.4ポイント改善した。
国内線のうち新千歳・羽田・成田・大阪・関西・福岡・那覇の各空港を相互に結ぶ路線を指す「幹線」は30.2%増の359万2054人で利用率は78.5%。その他の「ローカル線」は38.6%増の483万4382人で利用率は70.0%だった。
国内線で最も乗客が多かったのは引き続き羽田/新千歳線で39.5%増の78万9564人。伸び率が最も大きかったのは成田/大阪線で176.7%増の1万4627人だった。幹線のうち前年を下回ったのは2路線で、成田/関西線が5.6%減の5万7802人、大阪/福岡線が3.9%減の4万2381人だった。
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