帝国データバンクがこのほど公表した昨年1年間(2022年1~12月)の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は前年比6.0%増の6376件。コロナ禍の中、減少が続いてきたが、3年ぶりに増加した。ゼロゼロ融資などを受けた企業の「コロナ融資後倒産」は前年の約2.3倍の384件と急増した。
負債総額は同103.9%増の2兆3723億8千万円とおよそ倍増。5年ぶりの2兆円台を記録した。
倒産件数を態様別に見ると、破産が前年比7.1%増の5912件。前年(5518件)から300件以上の増と、リーマンショック直後の2009年以来、13年ぶりの増加幅となった。
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