【イベントリポート】スターフライヤー、「旅立ちの日Flight 2018」を開催


 北九州空港を拠点とする航空会社、スターフライヤー(SFJ、福岡県北九州市)は23日、当選者限定の特別イベント「旅立ちの日 Flight 2018」を開催した。
 
 イベント当日の23日は、縁起がいいとされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と「寅の日」が重なる吉日。「輝く未来へ」をコンセプトに、羽田空港発着の遊覧飛行で、応募者約1000人の中から抽選で選ばれた127名が搭乗した。

 前日夜には、空港近くの温浴施設「天然温泉 平和島」に集合し、隣接の「ボートレース 平和島劇場」で前夜祭が行われた。
 
 冒頭、同社松石禎己社長は「着陸枠が確保できなかったため実施できなかった初日の出フライトに代わり、今回このイベントを社員で企画した。今日のフライトが目標や夢を後押しするものとなることを願っている。」とあいさつした。

 その後、福岡県出身アーティスト「イーシス」と「Drunk!」のトークセッションやミニライブ、SFJにまつわるクイズを実施。天然温泉の無料券やSFJペア往復航空券が景品として用意され、大いに盛り上がった。

 前夜祭会場から羽田空港へは、チャーターされたバスで移動。空港に着くと、同社プロジェクトメンバーが趣向を凝らしたたくさんのおもてなしが用意されていた。

 特別に用意された航空券をはじめ、出発便の掲示板には、行先「輝く未来」、便名はGO!GO!GO(ゴーゴーゴー)にちなんだSFJ555便の表示や記念のウェルカムディスプレイなど。多くの参加者が、掲示板を前に写真撮影。社長の松石氏と記念撮影する参加者も多く見られた。

 搭乗口では、機長をはじめとする乗組員が挨拶。ヘルシーライフスタイルを提供するシーザサン(神奈川県葉山町)の機内食などが入ったSFJらしい黒の手提げ袋が配布され、それぞれ機内へと向かった。離陸前には、グランドハンドリングスタッフが「あなたの一歩が輝きますように」と書かれたイルミネーションとともにSFJ555便を見送った。

 各座席には搭乗証明書が配布されており、参加者それぞれが2018年度の目標を記入。乗組員も、それぞれ新年度の目標を発表し、「腹筋を割る」「東京マラソンを走る」「断捨離をする」「バリスタの資格をとる」といった目標が掲げられた。乗客乗員一同、新年度へ向けたフライトが始まった。
 
 離陸後、通常は提供されないアルコールの提供も。今回のイベントが同社の羽田・関西地区の合同プロジェクトだったこともあり、普段は銀閣寺でしか購入できない純米吟醸酒「白銀閣」が振舞われた。

 フライトは北関東を回るルートで曇り空が心配されていたが、機長の配慮もあり左右どちらの窓からも順番に見事な日の出を見ることができた。
 
 着陸前、機長は「客室からの笑い声が、このフライトの燃料となった。今回掲げた目標が叶っても叶わなくても、今度はチケットを購入し搭乗してもらいたい。」とアナウンス。客室スタッフへ向けても感謝のコメントを述べ、機内は拍手に包まれながら羽田空港へと着陸した。

 降機後の空港には、記念品のお土産を用意。SFJオリジナルカレンダーやプロジェクトメンバー手作りのチャームなどが参加者全員に配られた。

 「今回のイベントは、営業的な戦略ではなく、社員のアイデアをできるだけそのまま反映した」と同社。おもてなしが売りの同社ならではの、思い出に残るイベントとなった。

 あなたの一歩が輝きますように。

【小林大樹】

 
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