日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、宿泊実態調査の9月の結果をまとめた=表。会員101軒が回答。東北6県合計の宿泊人員は前年同月比20.8%減、売り上げは同16.7%減となった。新型コロナウイルスの影響が続くものの、前年同月比の減少率は5月を底に改善が見られ、9月は2割程度の減少となっている。
宿泊人員の月別の前年同月比は、政府の緊急事態宣言の解除や都道府県をまたぐ移動の自粛要請の解除などの動きに伴って、5月の96.1%減を底に、6月が77.6%減、7月が43.6%減と、減少幅が縮小。8月は45.1%減と若干の悪化となったが、9月は再び減少幅が縮小した。
9月は前月に続き、政府のGo Toトラベル事業のほか、県による県民対象の県内旅行の割引事業が地域それぞれに実施された。