大和ネクスト銀行(東京都千代田区)が実施した「2018年ランキングで見るシニアライフに関する調査」によると、19年の国内旅行先1位は北海道だった。以下、沖縄、京都と続く。北海道の雄大な自然や食などがシニア層の心をつかんでいるようだ。
調査はシニア予備軍(50歳代)とシニア(60~70歳代)の生活意識などを探るため、18年11月23~27日の期間、全国の50~79歳の男女を対象に実施した。男女それぞれ500人、計千人から回答を得た。
18年に楽しんだことを聞いたところ、「旅行」を挙げた人が59%と最も多く、4年連続の1位となった。2位は「嗜好品」、3位「読書」、4位映画鑑賞」、5位「ドラマ鑑賞」と続く。
「旅行がシニア世代の楽しみの定番となっている」(同行)ことを受け、19年の国内旅行で行きたいところを聞くと、1位は北海道で、36.7%に上った。沖縄は25.6%、京都は11.2%だった。世代別では、シニア予備軍は神奈川が5位、シニアは石川が4位にランクインしている。
また、18年においてどんなことにお金を費やしたかを聞いたところ、旅行が67.8%、趣味が82.9%だった。アンチエイジングも39.3%あり、シニアならではの使い方といえそうだ。
平均金額は旅行が25万6千円で、趣味の12万8千円を上回った。昨年と比較すると、旅行金額は4万5千円増えている。