日本政府観光局(JNTO)は5月30日、ICCA(国際会議協会)の統計(暫定値)を基にした2013年の国際会議の開催件数で、日本が342件となり、アジア・大洋州で2年連続1位だったと発表した。世界では、前年から順位を一つ上げて7位になった。
日本での国際会議の開催件数は、東日本大震災が発生した11年には233件に減少したが、12年には341件に回復し、13年にはさらに1件増加した。
アジア・大洋州の順位では、日本に続き、2位が中国の340件、3位が韓国の260件、4位がオーストラリアの231件、5位がシンガポールの175件。
日本の世界での順位は7位で、アメリカの829件、ドイツの722件、スペインの562件、フランスの527件、イギリスの525件、イタリアの447件に次ぐ。
統計を発表したICCAは、オランダ・アムステルダムに本部を置く、国際会議の振興などにかかわる国際機関。統計に数える国際会議の基準は、民間企業以外の機関、団体が主催する会議で、(1)参加者総数が50人以上(2)定期的に開催(3)3カ国以上で会議を持ち回り—の条件を満たすもの。