観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値の結果、2022年12月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は、21年同月比19.7％増の4690万人泊となった。国内観光の需要喚起策「全国旅行支援」の効果、水際対策の大幅緩和による訪日外国人旅行者数の増加などで、19年同月比は0.5％減とほぼコロナ禍前の水準を回復。地域別では18都道府県が19年同月比でプラスとなる一方で、4県が20％以上のマイナスを記録するなど回復状況に差が出た。日本人延べ宿泊者数に限ると、26都道府県が19年同月の実績を上回った。
延べ宿泊者数の内訳は、日本人延べ宿泊者数が4092万人泊で21年同月比5.3％増、19年同月比7.8％増となった。外国人延べ宿泊者数は598万人泊で、21年同月比が1711.9％増、19年同月比が34.9％減だった。
延べ宿泊者数全体を見ると、コロナ禍前の19年同月比でプラスだった18都道府県は、北海道4.8％増▽青森県15.8％増▽栃木県18.2％増▽東京都10.5％増▽神奈川県8.2％増▽富山県3.4％増▽山梨県15.7％増▽長野県3.5％増▽愛知県2.8％増▽三重県7.2％増▽京都府12.1％増▽兵庫県8.6％増▽山口県35.4％増▽愛媛県20.1％増▽高知県20.1％増▽長崎県16.2％増▽熊本県3.5％増▽大分県7.3％増。
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