日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2011年に日本で開催された国際会議の開催件数を発表した。東日本大震災や原発事故の影響を受け、前年比12.4%(267件)減の1892件。外国人参加者数は前年比36.7%(5万3175人)減の9万1793人だった。
開催件数はJNTOの統計基準に基づいて集計している。国際機関や国際団体などが主催し、参加者数が50人以上、参加国は日本を含めて3カ国以上に合致するもの。
国際会議の開催件数は10年までは5年連続で増加したが、11年は震災などの影響で開催が取り消されたり、延期されたりして減少した。ただ、観光庁やJNTO、会議開催の関係者の情報発信などの努力で、影響は一定程度に抑えられたとみられる。
都市別では開催件数は、最多の東京都が470件(前年比21件減)、以下5位までは福岡市が221件(同5件増)、横浜市が169件(同5件減)、京都市が137件(同18件減)、名古屋市が112件(同10件減)。東北地方では仙台市が11位で40件(同32件減)だった。