若者のレジャー需要を創出、リクルートが「マジ部」刷新

アプリから Web へ、体験ジャンルも拡大

株式会社リクルートは4月1日、若年層向けレジャー体験サービス「マジ部」を全面リニューアルした。アプリを廃止し Web サイトへ移行。体験ジャンルも大幅に拡充する。若者の多様化するニーズに応え、将来的な旅行需要の創出を目指す。

従来のアプリ版「マジ部」は終了。新たに Web サイトへ完全移行した。これにより、ユーザーはアプリのダウンロードが不要になり、より簡単にサービスにアクセスできるようになった。UI も刷新し、ジャンル横断での検索やクーポンのお気に入り登録など、使い勝手が向上。19〜22歳の若者が、より自由にレジャー体験を選べる環境を整えた。

体験ジャンルも大幅に拡大。これまでの「雪マジ!」「Jマジ!」「ゴルマジ!」「お湯マジ!」「海マジ!」といった特定ジャンルに加え、地域体験やテーマパークなども新たに提供予定だ。スキー場、日帰り温泉、スポーツ観戦、マリンレジャーなど、多様な価値観に応じたレジャー機会を創出する。

リニューアルの背景には、19〜22歳人口の減少傾向と消費行動の多様化がある。従来のジャンル特化型では応えきれないニーズが顕在化していたという。リクルートは今回の刷新により、若者の旅行や観光への関心を高め、将来的な需要創出につなげたい考えだ。

「マジ部」は2014年のサービス開始以来、20歳前後の若者に様々なレジャー・観光体験の機会を提供してきた。その前身である「雪マジ」は2011年に始まり、スノーアクティビティ人口の減少に悩むスノーエリアの活性化を目指した。現在、「マジ部」の会員数は累計270万人以上に上る。

新しい「マジ部」の利用手順は簡単だ。まず Web サイトで会員登録を行い、体験したい施設を探す。施設では、クーポンと顔写真付き身分証明書を提示するだけで、0円で体験できる。会員限定のプレゼントキャンペーンや新規施設の追加情報なども発信されており、お得な情報をゲットできる。