群馬で親子ワーケーション


子どもたちだけでしめ縄づくりに挑戦

 全国各地でワーケーションによる関係人口の増大や移住促進の取り組みが進む中、ターゲットや目的を絞り込み特色を持たせたプログラム作りで差別化を図る動きが出ている。そのひとつが親子で参加するワーケーションプログラムだ。すでに鳥取県などが取り組みを始めているが、群馬県では地元NPOなどが主体となり、子どものプログラムを重視した親子ワーケーションプログラムづくりがスタート。11月21~24日にモニターツアーが行われた。

 親子ワーケーションは、コロナ禍による休校拡大や在宅勤務の拡大をきっかけに注目度が高まっている。しかし親子での自然体験など、「バケーション」部分のプログラム開発は進むが、親の仕事時間中の子どもの過ごし方は、子の年齢によって保育の必要などもあるため、プログラム化が難しい。

 群馬県桐生市、みどり市で行ったモニターツアーは、桐生市内でコワーキングスペースの運営などを行うNPO法人「キッズバレイ」(星野麻美代表)が、観光庁の補助を受けて実施したもの。五感を使って感性を育み、成長することをテーマに、地域人材を活用した小学生向けアフタースクール運営のノウハウや桐生の自然や文化を生かしたツアーをつくった。「桐生の豊かな環境の中で、地元の子どもたちと他地域の子どもたちが仲良くなって楽しんでほしい。親御さんも一緒に来て、桐生で仕事をしてもらったらゆっくり過ごせるのではと考えた」と星野代表。

 日曜日と祝日を含む3泊4日のツアーには、首都圏や長野、大阪などから、乳児や小学生から大人まで9家族30人が参加。休日には寺でのドラムサークル体験や地元サーカス学校の生徒によるサーカス体験を行ったほか、オプショナルツアーとして用意されたカヌー体験や地元の名店でうどんのすすり方を学ぶプログラムに参加した。

 ツアー2日目の月曜日は、親たちがわたらせ渓谷鉄道水沼駅に併設の水沼温泉センターなどでリモートワークを行う間、子どもたちは桐生市黒保根地区で、ネイチャーゲームを行ったり、火起こしに挑戦したりする内容。いずれもキッズバレイのスタッフや保育士、地元の市民講師などが同行して、安全を確保した上で子どもの年齢に合わせた過ごし方を提供した。

 自然豊かな環境でゆるやかに見守られた子どもたちは、プログラム中のミッションなどが書かれた「冒険ガイドブック」を手に、宝探しをしたり、地元の子どもたちと鬼ごっこをしたり、思い思いに過ごした。 

 参加者からは「仕事の間も子どもたちをきめ細かに見てもらえて安心できた」「普段できない体験ができ、親子で成長を感じられた」などの声が聞かれた。

 今後はモニターアンケートの結果などを踏まえた上で、街中エリアと山エリアに分けてツアーづくりを進め、年間3、4回程度のツアー受け入れの実現を目指す考えだ。


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