東武トップツアーズは1日、2024年度新入社員の辞令交付式を東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)で行った。今年度の新入社員は137人。百木田康二社長は、「コロナ禍の影響下、学生時代を十分に謳歌できなかったかもしれませんが、困難の中で培われた忍耐力や人への思いやりを身に付けられたと思います。こうしたことを好機だと前向きにとらえ、夢と希望を持って、それを支える『志』とともに仕事をしてほしい」と伝え、新入社員に次の三つの願いを伝えた。
一、「会社を自己実現の場にしてもらいたい」ということ。皆さんには当社に入社してチャレンジしてみたいことや、5年後、10年後に自身がこうなりたいという成長願望があると思う。ぜひ、この会社を使って夢をかなえてほしい。当社はそれができる会社。従来の考え方にこだわらず、新たな発想で行動できるデジタルネイティブ世代の皆さんに、大いに期待している。
二、「困ったとき、悩んだときには周囲を頼ってもらいたい」ということ。皆さんには136人もの同期がいる。職場の先輩、上司もいる。悪いことほど早く報告してほしい。早く相談してくれれば解決策はたくさんある。1人で抱え込まずに早く報告する癖をつけてほしい。
三、「観光業が日本の基幹産業であり、国が観光先進国を目指している中で、皆さんはその中核的な役割を担うのだという意識を持つ」ということ。当社は全国47都道府県に店舗を展開している。地域にはそれぞれ課題があり、当社は一緒にその課題を解決していくパートナーになっていきたいと思っている。そのためにはお客さまが何を求め、解決してほしいのかを五感で感じとれる能力を磨き、身に付けてほしい。
辞令を交付する百木田社長(右)