関東運輸局は8日、東京都内で第5回「広域関東学生インバウンド旅行企画コンテスト」の最終審査・表彰式を開いた。最高賞のグランプリは茨城県の清真学園高等学校が受賞。昨年の第4回に続き、2年連続のグランプリ受賞となった。
コンテストは大学生、高校生らに関東広域を巡る訪日外国人向けのツアーを企画してもらい、優秀作を表彰するもの。今回は56組の応募があり、「テーマ性」「新たな視点」「実現可能性」などの視点で大手旅行会社社員、コンサルタント、観光経済新聞社記者ら7人が審査。予選を経て、上位5組がこの日の最終審査に臨んだ。
グランプリを獲得した清真学園高等学校は「Cool Japan」のタイトルで、初来日のタイ人をターゲットに冬の関東広域を巡る企画を提案した。
事業を共催した関東観光広域連携事業推進協議会の代表理事で東京商工会議所副会頭、JTB相談役の佐々木隆氏は「企画のレベルが年々上がっている。プロのわれわれが感心するレベルになるまでがんばってほしい」と学生らを激励。受賞校に表彰状を授与した。
グランプリの表彰状を授与される清真学園高の生徒(右)