星野リゾート、台湾に全客室温泉フロア付きメゾネットタイプ温泉ホテルを開業


星野代表

 星野リゾート(星野佳路代表)は来年、軽井沢(長野県)と台湾に新しい宿泊施設を開業する。軽井沢には館内でルーズな滞在ができる若者向けホテル、台湾には全客室が温泉フロアを備えたメゾネットタイプの温泉ホテルを開業する。9月27日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行った定例プレス発表会で発表した。

 軽井沢に開業する「星野リゾートBEB軽井沢」は、同リゾートの本拠地「軽井沢星野エリア」の一角に開設。旅行離れが進む若者を取り込もうと、館内を友人の家のように自由気ままに滞在できるようにした。

 例えばパブリックスペース「TAMARIBA」は24時間オープンし、食べ物の持ち込みやパジャマでの滞在、その場での就寝も可能にした。同じエリアにある温泉施設「星野温泉トンボの湯」も無料で利用できる。

 来年2月5日開業。客室数73室で、料金1泊1室1万8千円(2人利用の場合1人当たり9千円)から。

 台湾に開業する「星のやグーグァン」は、高級旅館ブランド「星のや」で7軒目、海外ではバリ(インドネシア)、タヒチ(フレンチポリネシア)に次ぐグループ3軒目の宿泊施設。場所は台湾中部の台中市街地から車で1時間半の山あい。湯量が豊富な温泉と山に囲まれた静かなロケーションが特徴で、50の全客室に源泉掛け流しの半露天風呂を設置する。客室は2層構造のメゾネットタイプで、客室にリビングフロアと温泉フロアの二つを備える。

 来年初夏の開業。料金は1泊1室5万円から8万円を予定。

 星野代表は開業する軽井沢のホテルについて、「若者を旅に誘うのはわれわれの社会的ミッションであり、将来のファンづくりでもある」と強調。

 また9月の北海道胆振東部地震の影響について「キャンセルは落ち着き、通常の状態にだいぶ戻ってきたが、冬の予約が鈍い。トマム(北海道占冠村)の施設は、冬は7割がインバウンド。海外には最新のニュースが届きにくいが、積極的に情報発信しているところだ」と述べた。


星野代表

 
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