日本旅行は1日、2024年度入社式を東京都内で行った。今年度の新卒者採用は120人。小谷野悦光社長はコロナ禍を経た会社の現状を「歴史的な転換期」にあると指摘。新入社員に向けて「既成概念にとらわれない柔軟な発想と行動力、若い感性で将来を切り開く中心的な存在になってほしい」と期待した。
今年からJR西日本グループの合同入社式も開催され、同社新入社員が約2千人の同グループ新入社員の一員としてオンライン参加した。
小谷野社長のメッセージの要旨は次の通り。
「日本旅行は従来からの旅行代理店業からソリューション企業としての変革を加速させています。この行動変革は旅行業を未来に向かって力強く前進させる行動の一つと考えており、大きく二つの事業に分けて推進しています」
「挑戦を続ける『ソリューション事業』と『ツーリズム事業』は目指す姿の実現に向けた、まさに車の両輪であります。今後はこれらを連携させ、総合力を発揮させていくテーマとして、全国各地域と海外主要国とのインアウト双方向のビジネスをサポートしていく機能を開発強化し、未来の社会に貢献できる企業へと『覚醒』していきます」
「皆さんは、まさに会社が大きく変化する歴史的な転換期に入社されたわけですが、大いにこうした時期に入社されたことをチャンスと思っていただきたいと思います。新しいことにチャレンジするのは、先輩社員も新入社員も関係ありません。既成概念にとらわれない柔軟な発想と行動力、そして若い感性で、将来を切り開く中心的な存在となっていただきたいと考えています」
新入社員にメッセージを送る小谷野社長