日本コングレスコンベンションビューローが若手ビジネス交流会 


グループディスカッションの様子

業種超えてディスカッション

 日本コングレス・コンベンションビューロー(JCCB)は7日、「JCCB若手ビジネス交流会」を東京都新宿区のJNTO会議室で開催した。コンベンション運営事業者の若手社員をはじめ、地方自治体の誘致担当や開催地の宿泊先となり得るホテル事業者など、MICE業界に携わる多様な業種のメンバー約30人が参加。JCCBの先輩会員による業界の概要説明やグループディスカッションが行われ、業界の現状課題やその改善策、JCCBの活用方法などをテーマに積極的な意見交換が行われた。

 冒頭はJCCB産業部会長の近浪弘武氏が主催者あいさつ。「JCCBの若手交流会は前回も大変盛り上がったが、今回も多くのメンバーに集まっていただいた。普段顔を合わせないような人たちと一つのテーマについてディスカッションを行うこと、そういった人たちと知り合えることが人間の成長につながると思う。一人でも多くの友人を作っていただきたい」と開催の意義を語った。

 JCCBの先輩会員から業界の概要説明が行われた後は、(1)今後MICE分野(業界)がどのようになっていったらよいか(2)MICE分野においてDX、AIをどのように活用しているか(3)自身の仕事の中でJCCBをどのように活用できるか―の3テーマのいずれかについて、6つの班に分かれてグループディスカッションが行われた。

 さまざまな意見が出た中で、「業界の認知度が足りない。人材不足にもつながりかねないので、学生にも訴求をしていく必要がある」といった業界の現状を指摘する声が挙がったほか、「同時通訳アプリの導入などで既に最新技術を活用している事例があるほか、ハンコ文化などに代表される非効率的な事務処理も改善できるのではないか」といった案が聞かれた。「地方誘致に向けたノウハウなどの情報元としてJCCBを活用できると思う」といった意見もあり、国際会議や学会の誘致実績の少ない地方自治体や宿泊事業者がJCCBに入会する意義は大きいと再確認する班も見られた。

 交流会の後は懇親会も行われた。若手メンバーが先輩会員と情報交換をする姿などが見られ、交流会の際に聞けなかった話などのコミュニケーションが活発に行われた。

グループディスカッションの様子

参加メンバー

 
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