旅行業公正取引協議会が総会 旅行広告適正化や関係法令の普及へ


菊間会長

 旅行業公正取引協議会(会員数329社、菊間潤吾会長)は6月26日、2018年度通常総会を東京都内で開催した。審議を経て決まった18年度事業では旅行広告の適正化推進や関係法令などの普及などに取り組む。

 冒頭のあいさつで菊間会長は、企画旅行に関する広告の表示基準等の一部改正や旅行サービス手配業登録制度の導入、住宅宿泊事業法の施行を受けて、「旅行業者にとってこれまで以上に一般消費者に対してより詳細に透明性のある旅行条件の提示が求められている」と指摘。「これからも引き続き規約の適正運用と周知徹底を目指して事業を進めていきたい」と語った。

 18年度事業では公正競争規約を周知徹底するため規約説明会を会員のほか、非会員事業者、広告関連事業者、消費者団体、関係行政機関担当者などを対象に継続して実施する。説明会を開催しない地区に所在する会員に向けては出前講座を開講していく。

 協議会組織と運営基盤の強化を図るため日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)の協力を得て、新会員の獲得にも努める。協議会や会員が適正表示に取り組んでいることを理解してもらうため、消費者団体や消費者に対し協議会マーク・ロゴマークのPRも実施していく。

 退任する役員の補充選任も行われ、ジャルパックの江利川宗光社長、名鉄観光サービスの大西哲郎社長、日本旅行の堀坂明弘社長、ANAセールスの宮川純一郎社長が理事に就任した。


菊間会長

 
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